２０１０・夏のDO　8/11

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10/08/11 10:52

朝３時。目覚がなる。まだ暗いじゃないか…。
旅立ちの朝、いや、夜に近い。昨晩はあまり眠れなかった。
前日の睡眠で寝過ぎたのかもしれない。
夜１０時過ぎまで記憶がある、５時間は寝てれば十分だが、ちょっと不安。

今日は、メインツーリング北海道疾走の前準備。
北海道へ渡るフェリーに乗るべく、水戸は大洗まで１００ｋｍ程度を移動するぞ。

出発は３時半か。自転車を準備するだけで蚊に刺された。何ヵ所だ。
初めのペダリング。ちょっと不安がはしる。
タイヤの感触は、足の伸びはよいか、荷物の偏りはないか、ライトは着いているか、裾は巻き込まないか…。
多分、大丈夫。ホントか！？

国道６号線水戸街道を走る。気温２７℃…熱帯夜か…。
水戸街道は、江戸川を渡ります。朝の１番列車が線路のきしみ音を上げながら車庫から出てくる。
千葉に入り、水戸街道から離れ線路沿いを走る。これは何線だ？
東の空がそろそろ明るくなってきた。

八柱付近で道に迷いまくる。
ここはどこだろう…。道がもともとまっすぐじゃないので不安だったかが、どうなるか…。
私の地図では、ほとんどわからない。感覚で走るのみ。
住宅街の中をさまよってます。あっちかな、こっちかな。
小学校などが見えれば、あぁ、この辺かな。ちょっとずれてる…。

途中、ローソンで朝ご飯。何だか、緑に囲まれた場所…。
おにぎり２個でエネルギー補給。う～ん、コンビニのおにぎりって何かが違う。味気ない…。

国道１６号線に出る。デカイ道だから、すぐわかる。
これなら、わかるぞ～。無事に予定の道に復帰。少しずれていた。

手が沼に到着。ここで６時か…。道の駅しょうなんだったかな。
スニッカーズミニをほおばりながら、少しの休憩、糖分補給。
人が結構いるなぁ。手が沼には湖畔のサイクリングコースがあるからだろうなぁ。
日記書きながら冷静に思い出すと、そう思う。
ひまわりが太陽の方向を向いています。あぁ、夏だねぇ。

道の駅から、手が沼を越えると、再び国道６号線に合流する。あれ、真ん中の車線に入っちゃうよ。
道は広いが、路肩がほぼ無し。ちゃりにはキツイ。端っこを走る。
端っこ走っていたら、そのまま利根川を渡る。あー橋が長げーなー。道も狭いし。
トラックにクラクション鳴らされるも、どうにもならんもん。
早く橋を渡るべくペダリングするのみ。

少し南風に乗って、調子がよい。

朝日が出てきて、あちー。背中を焼く～。
２９℃って、ほんとかー。
すでに溶けそうです。適度に、信号ストップし、水分補給…。汗で出る。はふ～。

国道６号はバイパスから別れ、少し東は霞が浦へ向かう。
道狭いな～。ほんとに狭い。そして、見通しも悪い。
荷物満載のチャリは車には邪魔でしょうが、お許し下さい。
お、あのオレンジの看板は、伝説のコンビニ…。セイコーマート！！

何が伝説かと言うと、北海道をメインに展開しているコンビニが、セイコーマートなのだ。
こんな所にゲリラ的に存在するとは。
今回、北海道に渡るにあたり、会員カードまで持ってきたのにここで使えるとは。
店内で、会員カードが使える事を確認する。おぉ。まだ私の名前が登録されている…。
既に、ポイントはゼロ。って、いくつだったのだ。大体、ポイントって何だ？
おにぎりでも買って、追加エネルギー補給。

土浦は霞が浦に８時到着。以前、一周したから懐かしい。
駅前ファミリーマートで、ポカリ９００ｍｌを補給。
これを、リアのサイドバックに２個セットするのが基本スタイル。
夏場は特に汗をかきまくる私、山でも越えようならもう、滴る滴る。
脱水症状になるまえに、ポカリなどで水分や塩分などを補給するのだ。
リアの２本はそのリザーバータンクと言うわけです。

土浦は霞が浦の湖畔で、木陰で涼しく休憩できたよなぁ…。と思ったが、みあたらず…。
しょぼくれた湖畔の公園か、遊覧船乗り場があるのみ。むぅ、もっと湖畔は南側だっただろうか。
暑さでどうでもよくなる…。まぁ、いい、休みそこねて走る…。うぅ、こんな時が一番しんどい。

線路沿いに走るが、道がまた怪しい。はぁ、今日は道に迷う１日だなぁ。
夕方のフェリーには十分に間に合いそうだが、しかしスッキリしない。
緑輝く水田の間を抜け、鉄道の下を小さくくぐる。車がさっきからこの辺を行く、どうも抜け道のようだ。
右に線路を見ながら、少し緑の中、そして軽いアップダウンを抜ける。時折の木陰が救い。

土浦の隣駅、神立の駅で休憩しよう。
待合い室はないので、外のバス停のベンチで休憩。
小さなロータリーには車だらけ。どこかの会社の送迎だろうか、乗用車がバス停を取り囲むようだ…。暑いよ。
時折、風が吹き、それが清涼感を感じさせる。
スニカーズ・ミニをほおばる。あ、溶けてきてる。でも個装だから大丈夫。

こっから、また少し地図にあるような、無いような道を行く。
目印は、コンビニ…。う～ん、この地図も１０年くらい。コンビニが現存しているか怪しい。
久しぶりに行く所で、コンビニを目印にしてはいけない！が鉄則だが、どうだろうか…。
ん・・・無い・・・。そして、複雑に交差する交差点だなぁ。まぁ、こっちだろう…と、適当に。
いや、こっちは行きすぎのような気がする、曲がって、一本戻ろう。
復帰する場合、Ｕターンして元の場所に戻るのが基本だが、すでに暑さで嫌になっていた。
後戻りはいやだと、推測で一本向こうの道を探す。結構、危険な事だが、すでに暑さで常軌を逸していた。

ダンプが行く。…ん、こっちか。と、かなり適当な判断。いや、その時は適切に判断しているつもり。
少しローカルな道を走る。この辺は、緑が多い。あぁ、何だか開けたぞ。しかも、あの辺が駅のようだ。
何とか川サイクリングロードがあるので、覗いてみるも、一瞬で怪しいのでやめた。
くねっと曲がり、これまた水田の中をひた走り、高圧線の鉄塔をくぐり、踏み切りを渡る。

お隣高浜の駅で休憩。子供連れで上野でも行くようだ。人がいっぱい（比較的）

少し休憩。自動販売機でアセロラドリンクを買ってしまう。
このすっぱい感じがエネルギーを増幅させる…ような…だと、いいな。

霞が浦の北側をスルーして、進路を北に。少しのアップがあり、子美玉市に入る。
俺の地図には無いが、ちょっと有名。
茨城空港がある市だからな。しかし、なんも無いいなかだー。

小川の街。

以前は、鉄道が走っていたのだろう。一部の線路が残る。
古い建物や、蔵が残る。すでに、過去の街だな。ただ、町中が坂道なのは辛いなぁ。
とまって見物する気にもなれない…。だいたい暑いしな…。

小川から、まっすぐ大洗を目指す。こっからは、地図にもある道だし、わかるはず！！
が、あつい。ばてた…。さすがに夏…。猛烈っす…。帽子をかぶっていても、湯気があがりそ…。

すでに１０時を回って、出発から６時間。ペースが落ちてきた。
まぁ、予想していたことだが…。あぁ、何か店が見えてきた。はぁ、休憩しようかな。
スーパーeco's。ん～時間も経ったし、お昼にしてもいいかなぁ。
で、お昼ご飯とする。お弁当を買って、イートインコーナーを拝借し、お昼。
朝早いので、品揃えがいいぞ！！おおもりカルビ弁当！！

はふぅ。食べたら眠くなってきた…。11:08

少し昼寝。座ったままグゥ。
店内なので、当然エアコンが効いていて涼しい。外に置いたチャイは暑そうだ。
ポカリがどんどん温度上昇しているだろうなぁ。
地図を見ながら、いや、もう何度も見たし、たいしたルートでも無いのだが、時間を過ごしたいだけかも。
見ればみるほど…外がとても暑そうでいやだなぁ。でも走り出すしかないか。奮起。

このスーパーどうも茨城空港のそばだったようだ。
どおりで新しい感じなんだな。

青空に稲穂の緑。奇麗な田んぼが広がる。向こうに、飛行機が飛んで来る。
１日数便のチャーター機か…。こんな田舎に、国際的にも降りたって、どうしようと言うのか…。

道路が少しよくなる、空港接続道路なんだろうか。
とんでもなく田舎道だが。走る車は少ない。

…ん？大きな道に出たぞ。地図にない…。コンビニもある。
向こうに旧道っぽいのがあるなぁ。コンビニで地図を見るも、ん～ハッキリとわからんなぁ。
適当に、小道に入る。これまた小さい道だぁ。路肩も小さい１車線くらいの小さな道。静かでいいなぁ。
田んぼが奇麗な緑で印象的。あぁ、こうゆうツーリングは好きだなぁ。
やっぱりアスファルトより、土や木の方が涼しい。

地図を勘で読むしかない。む。この辺を右か。
朝方の迷子と違って、こっちは道が少ないからわかりやすい…？
ゆっくり、もっさり行くのは天気がよすぎて、暑いから。緑が多く、走る楽しさがあるから。

小さな交差点を曲がる、看板の案内とはちと違う方向に曲がるが、ここは地図を信じる。

涸沼(ひぬま)にでる。これは読めない…。大洗の手前に位置する沼。
霞が浦が大きすぎて有名なので、こちらはちょっと目立たない。
少しのアップの後、湖畔から少し離れた道へ。いや、普通の生活道路だな。時折、左手に湖面を見る。
大洗の標識が見えてきた。おっ。ついにきましたよ。あとちょっとだー。

この辺にきて、少しアップダウンを繰り返す。
まぁ、もうゆっくりゆっくり登るだけ。他には何もできません…。
太陽がさんさんと注し込んでくるけど、耐える。
坂を登りながら、ロードレーサーの自転車に抜かれる。あ、あれは速い…。あんなスピードは無理だ…。

一気に視界が開け、お、大洗サンビーチが見えた！！
人がいっぱい。海水浴のようです。うぉ～涼しそうだ。
ここまでくれば、今日のゴールはすぐそこ。大洗フェリーターミナルが見えます。
おぉ、湾の外にこれから入港するフェリーが来ているぞ～。もしかしてあれに乗るのか。いいねぇ。
一気に旅気分が盛りあがる。あれに乗って、一気に北海道にステップアップ。
よっしゃぁ、じゃぁ、大洗港に行くぞー。最後の力を振り絞れ！

真夏の太陽振り注ぐ、ペダリングに力が入る。信号が、いやらしく赤になる。
うぅぅ…。じれったい…。

ふはぁ。暑い～。そして着いた～。大洗港フェリーターミナル。
まだ１時半。フェリー出港は夕方の６時半。まだ、５時間もある…。
この時間から、暑さが耐えられないくらいになるので、早めに出たのだが、まぁ、よしよし。

遠くにフェリーが来ている。まだ着岸前だ。早くこ～い。
フェリーターミナル見学。まだ窓口が開いていないらしく、１人だけ並んでいる。
さすがに夕方の乗船客はまばらなようだ。これから来るフェリーのお迎えが多いかな。
ふぅ、涼しい…。はぁ、暑かった…。と、少しぼーっとする…。と、、、、鼻の辺りに、い、違和感が…ん…？
ベチョ…ん！？。何故か、鼻血が出てる～。暑くて血圧が上がったんだろうか…。うぐっ。
黄色いＴシャツにも血が付着。あぎゃ～～～。ティッシュティッシュ…。あ、ねー。
大洗サンビーチで遊びすぎただろうか…。遊んでない、遊んでない。
トイレにかけ込み、トイレットペーパーをちぎって応急処置。落ち着け…、落ち着け…。
しかも、トイレでＴシャツを洗う俺…。むぅ。
しばらく、静かにしていよう。フェリーターミナルで涼みながら、落ち着こう…。あぁ、涼しい…。
少しづつ乗船客が増えてくる。

鼻血が落ち着いたのを確認し、近くのスーパーに行き買い出し。フェリーご飯を買い出しです。
フェリーターミナルから５分くらい…でも、暑い…。でも、ここはガマン。
大洗eco's。なんか、さっき見たお弁当があるような気がする…。
おおもりカルビ弁当。いや、もういいです。

大洗タワーをついでに見学。あ、有料なのか。
１階のお土産だけ見る。すっごく、しょっぼ～い。なんじゃこりゃ～。
全面ミラー張りの外観が、凄く暑そうだ。

さて、大洗フェリーターミナルに再度行く。どうやら、乗船手続きが始まっているようだ。
インターネット手続き済みなので、紙を見せるだけで手続き終了。発券。
ずいぶんと、楽になったなぁ。
さて、まだ３時。乗船開始は５時。ちょっと早すぎるな…。

待合い室で昼寝…うとうと…。もう眠くて…。
朝３時起きだから、すでに１２時間。早く乗船して、風呂入って寝たいよ～。

高校野球がテレビでやっている。時折、台風情報が。
台風４号が、九州と韓国の間を北東に進行中なのだ。
進路が、日本海、北海道方面と何だか嫌らしい。明日は雨っぽい。これはあきらめるしか無いな。
明日のキャンプポイントをどうするかが課題だなぁ。

などとしていると、４時半。そろそろ乗船が始まるかなぁ。
チャリは最後かなぁ…。16:33

乗船場には予想以上に大量のバイク…。すごい台数…。３０台どころじゃない…。
う～む、やっぱり夏場に北海道に行くバイクはすごい…。これほどとは…。
チャリは…１台、もう１台の計３台。少なっ。もっといると思ったのに。
予想通りバイクを先に入れ、チャリは後回し。まぁ、予想できた事だけどね。

しばらくして、バイクが積み込まれ始め、チャリも呼ばれます。
チュリや、バイクは地下の甲板でした。
壁際に固定されるチャリ。これも、いつもの通りで見慣れた光景だ。

客室に移動し、私の席は…ドライバー室！？
通常は超距離トラックの運転手などが泊まっている、一般客には開かずの部屋。
夏休みだからだろうか、今日はここが開放されているようだ。寝台だけど、ちょっと広い。嬉しい。
もちろん、料金は普通と変わりません。

間髪入れず、風呂に向かいます。
まずは風呂に入っちゃおう。サッパリしよう。
今日はファミリーもいて、風呂がいっぱいになる事が予想されるので、さくさく入る。
そんな人々がすでに何人か…。ぷはぁ～～～。いやぁ、汗だくだったからなー。さっぱり！

風呂上がり、少し船内を探検。
昔乗った事があるはずの船。東日本フェリーの「へすていあ」なのらしいが、言われてみれば…。
甲板にあがり、空を見る。暑い…。でも、もう少し。下界では、トラックのつみ込みがちょこちょこ行われる。
定刻の１８：３０。港にくくられていた紐が外され、静かに出港します。

さらば鮮血の大洗よ。さらば灼熱の本州よ。これより、清涼の北海道へ行ってまいります！！

さぁて、眠い！！
さっきスーパーで買ったご飯を食べて寝るとしよう。
明日は雨だ、台風だ。心配だが、考えてもしょうがない！！行くしかない！！

ぐぅ…。予想以上に眠かったらしく、一瞬で眠りに落ちた…。

本日、本州は自宅から大洗港までの走行距離は、１２５ｋｍでした。
予定は１１０ｋｍだったので、道に迷った分か、１５ｋｍも多い！！

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