２０１０・夏のDO　8/20

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10/08/20 09:10

耳栓効果は強烈。
ぐっすり眠る朝は、６時過ぎ。
子供の声で目が覚める。それでも、起きる気はなく、まだまだグタグタしている。

ラジオをつければ、いつもと違う時間の、いつもと違うコーナーがやっている。
天気予報だけは変わらない。
今日は北海道地方は張れ、全道的に晴らしい。宗谷地方で夜に雨が降るとか。
少しは、北海道地方の地名が覚えられてきた。

キャンプ客は少ない。
北海道はもう夏休みが終わって、学校が始まっているからだろう。

すでに陽が高く、あぁ、もう朝はとっくに過ぎているなと。
朝ご飯にしようか。
隣のライダーさんは、撤収準備中だ。
今日はこちらは、お休みだからね。

大沼の湖畔を見ながら、お茶漬けに、トースト、そしてこんな時のコーヒーはおいしい。

朝８時を過ぎ、カラスが鳴き始める。夕方と、朝と、賢い彼らはキャンプ客の残飯を狙っているのだろう。
遠くから鉄道のガタンゴトン音が聞こえる。

すでに旅は何日も過ぎたが、今日と、明日の残りは２日。
北海道は、あまく見ちゃいけなかったなぁ。自転車にはすさまじい精神力が必要だわ。
そして、夏の何も影の無い道を走る体力も。
初日に、東京から大洗フェリーターミナルまで走り、フェリーターミナルで鼻血が出た記憶がよみがえる。

ズボンや、タオルなどを洗う。
とりあえず、水でバシャバシャ。
ズボンですが、今までジーパンでツーリングしていたのだが、今回、モンベルのサイクルズボンに変えてみた。
わかっていた事だが、膝の折り曲げに邪魔にならない。そして、濡れても軽い。し、軽いはっ水もある。
でも、色がいけなかった。
ジーパンが黒だったので、汚れが目立たなかったんだろうが、アイボリーで汚れが目立つ、目立つ。
ブルックスのサドルに擦れた黒い跡がとくに目立つし…。
と、気になっていたので洗いました。
ズボン、今度は２つ用意して洗いながら交互にはこう。
１つしかないの？と信じられない人もいるでしょう。荷物を減らす為に、いらいかなぁと思っていたんです。

目の前のキャンパーが撤収準備？かな？
大型のテントに悪戦苦闘していた昨日。あんだけデカイテント。試しに立てる場所もないだろうなぁ。09:29

キャンプ場に置かれた椅子に座り、時折足をあがってくるアリと格闘しながら昨日の日記を書く。
自転車で湖畔をサイクリングしている親子連れや、スケッチ？に来ている小学生などがちらほら。
ライダーや、旅人の姿は少ない。11:21

お昼ご飯。ちょっと暑いけど、テント内でお湯を沸かしてパスタ。
サラスパは早茹で４分で、サイズも丁度よく（コッフェルに折らなくても入る）、ジッパーも付いてる。
最高の簡易食材だ。ベスト・オブ・チャリスト・クッキング・マテリアルに任命する。

パスタはうにクリームだが、ちょっと寂しいので昨日買ったしらすを和えて、しらす・ウニクリームパスタに。
これが意外とうまかった。あとは、残材のフリーズドライ・ミネストローネスープ。

う～ん。わるくない。
落ち着いた昼食だ。大沼湖畔を眺めながら。

昼食後は、散歩。
ふらりとチャリにまたがり、大沼湖畔を周遊する。
駅までふらりと走る。レンタサイクルがあるからだと思うが、ちゃりが結構走っている。
落ち着いた天気なので、暑さもそれほどでもない。あぁ、嬉しいなぁ。
ラジオでは、連日の猛暑が伝えられるが、北海道だけは別格だ。
まぁ、チャリで走るとそれもそうでも無いんだが。
のんびり走れば、やっぱり涼しい。あぁ、北海道はいいねぇ。夏はとくにいい。

大沼湖畔から、大沼公園駅へ。前にも来たので雰囲気は覚えていた。
駅前にナゼだろうか中国人が多い。すごく多い…。観光でしょうが…。
隣の駅、大沼駅へ。コンビニはこっちの駅に行かないとない…なぜでしょうか…。
セブンイレブンと、サンクス。哀しいのはセイコーマートが無い事。あぁ、もう無いのか…。

大沼湖畔を観光しようかと思ってきたので、大沼公園広場方面に行く。
小さな島が連なるのを歩くのもいいかな。と…

…と、思ったのだが、中国人が多くてなぁ…。まるで、日本で無いようだ。
なんだか、寂しくなって、やめにする。
ついでにお土産でも見ようかと、駅前の店を覗いてみるが…あ、だめだこりゃ…。
明日、フェリーターミナルで見ようっと。

ぶらりとまた、大沼周遊の道を走り始めます。
１周で２０ｋｍ弱なのかな。ままちゃりで走らせるくらいだからそうだと思うが。

大沼から、駒ヶ岳を望む。が、ちょっと雲がかかってるかなぁ。
ぶらぶら…。
流山温泉駅。むぅ。流山、東京にもあります。
乗り替え検索で間違えてここに来る人いないだろうか。まっすぐな道路しかありません。
着いたらビックリするだろうな。

さて、まもなくキャンプ場に戻ってきました。
帰ってきたら、昨晩のテントが設営したちょっと横にずれて、テントが設営されている。
しかも、またデカイ。住人は何人だろうか…。

チャリダーには考えられないサイズだ。まぁ、目的が違うが…。
個人的には、テントに大きさや、快適さは求めない。
まぁ、それでも３人テントを一人で使ってるのは、かなり大きく、かなり快適だが、ちょっと違う。
前室も少しは欲しいが、無くてもなんとかなる。全面に巨大なタープを張るなど、意味わからないのだが。
テントを立ててるポールもすさまじく巨大な感じ。あんなので何キロもあるんだろうか。恐ろしい…。
あと、椅子も不要な物だ。座るだけのモノなんて、何と効率が悪い…。
座るだけのものをチャリで運ぶなんて、考えられない。
ついでにテーブル。これも椅子と同じ理由。
ランタンとかもどうかなぁ…。まず、太陽の明りが落ちた後に行動はしない。でしょ。
夜深しするのは、日常生活で十分として、ここではやっぱ、陽が沈んだら寝たいよねぇ・
ま、チャリダーは明るい間だけ走るので、自然と、朝陽が登ってからの行動、夕方陽が沈むと眠くなるのだけど。
あとは、やっぱりＢＢＱのコンロだな。あんなのいるのかなー。大体運べないよ。
金網と、石で囲ったり、砂浜で穴掘ってやればいいんじゃないかなぁ。
と、随分と批判めいてますが、まぁ、スタイルでキャンプするのはそれぞれ目的があるので、いいんだけどね。
私は、そうゆうスタイルをした事が無いので、理解できていないだけです。
ま、チャリダーは、衣食住を運んで走るわけで、住に関しては最低限だね。
中にはテントも持たず、寝袋だけで走る人もいるからなぁ。あれは、どうかとも思うけど…。
まさに、野宿。下手すると、いき倒れと思われるぞ…。あと、虫に食われそ。

さて、話しが外れたが、キャンプ場に戻ったので、次は…と思うが、風呂でも行くかなぁ。

駅でもらった地図によると、近所にグリーンピア大沼と、昔行った留の湯がある。
まずは、グリーンピア大沼に行ってみる。キャンプ場から、少しのとこで曲がる。と、すぐに看板。
どれどれ、グリーンピア大沼ってのにまずは行ってみるか。
でっかいグラウンドがあるなぁ。子供がサッカーの合宿に来ているらしい。

…と、そういや、サニタリーセット忘れたなぁ。とりあえず、目の前のグリーンピアまで行く。
ん～以外と古びてる…。何かの建物だったのかなぁ。

さて、Ｕターン。
キャンプ場に戻り、サニタリーグッズを取りに行く。
さて、ついでにもう一つの留の湯に行く事にする。確か行くには、ちょい昔は砂利道だったが…。
道を戻り、銚子口駅前を通過する。なんだろうねぇ、この寂しい駅は。
駅の付近に数軒の家があったが、少し行くと砂利道に！
げっ、やっぱそう来たか～～。
ぐががっがっがっがっが・・・ズガン。ドンガン。。と砂利道をゆく。
穴が結構開いてるんだよなぁ。
少し下り坂だけど、砂利が結構浮いてるので、滑る…。
いつ終わるのかな～と思ってしばらく穴をよけながら行くと、舗装路に。はふぅ。
しばらく行くと、ホテル白樺。やってねぇじゃん。んで、留の湯。３９０円也。
窓口のおばちゃんが、かなり不愛想だったが、暇だからだろうか。

風呂は貸しきり、シャンプセットなど無い普通の銭湯みたいなもんなので、取りに行ってよかった。
髭を剃り、頭を洗って、体を洗ってサッパリする。でも、あの砂利道でまた汗かきそうだ。
風呂には、ここちよい風が吹き込んできて、まるで露天風呂。
これは、これでいいもんだ。風呂の水面がキラキラする。

風呂あがり、休憩所で地元のおいちゃんがタバコ吸ってる…。う、煙い…。最悪。
一杯水分補給とも思ったが、スタスタと立ち去る。
靴をはき、外に出ると、ネチョ…ん？ガム踏んでるよ～あと、ガムテ。なんじゃこりゃー。
もう、ここらでテンション一気に低下。はぁあ。最悪です、この湯。

さっさと戻ろう。
でも、砂利道が待ってました。せっせとこいで昇る気力も無く、とぼとぼ歩きます。
しかし、まっすぐ昇り坂なのはカンベンして欲しい。日陰は無いし、暑いし。
途中から、まわりを小バエが飛ぶのがうざったく、かなりフラストレーションアップ。
砂ぼこりを上げて走って行く車もうざいなぁ。
砂利道は１キロくらいなんだろうか。それほど無いとは思うが…、もう少しあるかな。

舗装路に戻り、一安心。これほどに走りが違うのかと感動する。

キャンプ場近くの商店で、ドリンク購入。何だか、１０円くらい安いような…。
キリンガラナコーラ！！北海道でしか飲めない味。謎のガラナ味。なんで、北海道なのかなぁ。わからない。
帰ったら、wikiってみよう。

キャンプサイト。警備員が立っている。昨日も立っていた。
暇そうである。何せ、北海道人の季節外れなのだから。

午後３時過ぎ、ほんのり座って日記でも書こう。
ここには、近所の商店が置いているっぽい椅子がいくつかあり、勝手に座っている。
こうしてみると、やっぱり椅子がある方がいい。テントの中には無い、自然の風を外でうけられる。
木陰に隠れて、日記も書ける。

５時のチャイム「カラスが鳴くから帰りましょ～」も聞く事ができる。
さぁて、そろそろ、米でも炊いて、最後の晩ご飯としますかねぇ。17:03

炊飯、ちょーどよく米がなくなる。
２ｋｇの無洗米。いつも１．５合くらい炊くんだが、今日は少し大目。２合弱かな。
これで、すっきり米がなくなった。お昼、パスタも無くなったし丁度よいなぁ。
中火でちょろちょろ、無事に米が炊けました。最後は完璧。気持ちよい。
周りのテントでは、ファイヤーしてます。

ご飯と、ロコモコソース（レトルト）、きんぴらごぼうのしらす和え、コーンスープです。
食前酒に、トカップワインを一口。

ふい～。気持ちよい夜入りです。

大沼湖畔、向こうに駒ヶ岳のシルエットが見えた。最後に見えてよかったな。
静かな湖畔。静かに暮れていきますね。ふぅ、これで北海道の夜は深けてゆくか…。

明日はいつも通りに起床し、函館港に向けて出発です。
よし、気持ちよい夜を過ごそう。おやすみなさい。

本日で１０３５ｋｍ。
今日は大沼一周のみ２８ｋｍでしょうか。18:50

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