03/ 1/ 6 Mon
凍りついているんだろうなぁ。
予想通り、昨晩の降雪が凍りついている。
大量にもらった米を炊く。お茶ずけにしよう。ここにきてお茶漬けに目覚めている。
寒い朝でも、暖かくご飯をぐんぐん食える。ちょっと多目のご飯でも難なく入る。
今日は、まだ風が穏やかそうだ…。さぁて、そろそろ帰路に向かうか。
７日夜１８時に松山駅にいればよい。今日は少しでも近づこう。
国道ぞいに宇和島方面に向かおうか。向かい風がきつければ途中まででもいい。（07:25）
宿毛市内を走ると、向かう方向の山は白い…。
うわぁ、寒そう…。って言うか、寒いんだろうなぁ。
宿毛市内の道沿いにはためくのぼり。「だるま夕日」あ…。
ここ宿毛は夕日がだるまのように見える「だるま夕日」が有名だ。昨日見るの忘れたなぁ。
海に沈む夕日じゃないと駄目だからなぁ。結構、難しいよなぁ。
ましてや、昨日はすでに動く気力すらなかったから…。と、理由を並べてみる。
宿毛市街をトンネルで抜けると…し、白い…。積雪3cmはある…。しかし、進むぞ。俺は。
国道56号を猿のように走り出す。路肩は積雪ですべりそうなので、車の走っている車道を…
気を付けないとスリップなんかしたら一大事だ。
もう、笑うしかない私は「はっはっは〜〜」と笑っている。
口を明けると、唇が冷える。唇を濡らすと暖かいが、すぐにまた冷たくなる。
高知県から愛媛県に入る。何も嬉しい事も無い。寒くなる一方だ。
なんだか、タイヤが滑っている気もするが、気のせいさぁ〜〜〜。
ちょっとした峠、一本松トンネルを抜けると温泉がある。一本松温泉。
ちょっとしたパーキングになっているのでトイレを拝借。ついでに大判焼を買う。
売ってるおいちゃんもこの雪にはたまげたらしい。
温泉は11時からだと言う事で、あきらめて先に進む。まもなく、御荘の街に入る。
道の駅もあるが、たいした情報は得られなかったのでほとんど素通り。
当初、御庄あたりで終わってもいいかなぁ…とか思っていたけれど、積雪の中の走行で気合がのってきた。
ここから、一路宇和島を目指して走るのだぁぁっ！！！
登りの片側交互通行でもおいちゃんが、優しく誘導してくれる。ありがとう！！
元気出るよぉ！！雪降ってるけどね！！あ〜さぶっ！！（11:10）
途中、外室手なるバス停で休憩。海が見える。しかし雪が激しく降る。路面濡れる。
そっからの下りが激寒！！そのまま走り続けるが、これまた死ぬかと思う寒さ。
パトカーが横を抜いていくが、一市民を救ってはくれずに、遠くに消えていった。
内海ふれあいトンネル。そう名付けられたトンネルは、人道トンネルでとても明るい。
ただのトンネルなのだが、ツーリングマップルにも載っている。
トンネルの中で歌ってみると、声が反響して面白い。ライブハウス感覚！？
よく池袋とかのトンネルで、叫んでいる兄ちゃんがいるが、つまりそういう事なのかと納得。
ついでに、写真を撮っている。いや、雪が降っていないんで嬉しいんですよ。
もうここは俺トンネル。
走り出すとペダルは軽いが、とても寒い。なんとか公園でトイレ拝借。寒いのでトイレは頻繁である。
海が見え、空は曇り、雪のぱらつきがおさまってきたので昼飯にする。
ゲートボール場に東屋。何故か、東屋に賞状が飾られている。盗まれないかな…。
いや…、誰も盗まないか…こんなもの。
もちろん「クロッケー大会優勝」とか、「準優勝」である。ここのチームは強いらしい。
それともチームが他に無いのか！？
宇和島まで25km程度。もう、最近は地図を見ることも少ない。
波の音と共に米炊きのコトコト音を聞く。あ、ガス臭い…火が消えてるし…（12:43）
海沿いを走り、そこから最後ののぼり、松尾トンネルへ。
ここまで来たら気合で走るだけだ。気合じゃぁぁあ〜〜〜〜。
トンネル突入ーーー！！！
トンネルなげぇぇーーーーー。って、長すぎ。走っても走っても出口が見えないのはつらい。
しかもトンネル内は暑い。汗が込み上げてくるが止まるわけにもいかず走り続ける。
ながいなぁ。お、出口が…。そして「宇和島市」の標識だぁ！！寒っ！！
そこからは下る道。づーっと、宇和島市に向ける。
午後４時。明るく山を照らす宇和島に到着。宇和島市内は何故か国道が複雑に曲がりくねって道に迷う。
駅はどこかとふらふら走る。
宇和島駅。数年前に来たなぁ。ここが最後の街。
いつしか、太陽の日が雲の間から自分に注し込んでいた。久々の太陽だ。おはよう…。
近くの公園にテント設営。静かに夜を…いや、道路の車がうるさい。みなさんアイドリングはやめましょう。
今日の工程：宿毛→御荘→宇和島
走行距離：７０ｋｍくらいかな？
本日の一枚
「雪」
恐怖の降雪雪国街道、Ｒ５６。路肩は凍結箇所多く、チャリの走行は怖かった。
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