02/12/28 Sat
朝は10時起床。寒い朝。
東京の冷え込みはここ数日かなり厳しいものがある。
ストーブの灯油が切れているだけに、入れるのが面倒だ。あぁ寒い。
のんびりネットでも散策していたが、そんないつもと変わらん事をしていてもあれなのでチャリの準備を開始する。
荷物を運んでチャリにくくりつけます。久々のフル装備チャリ「わかば」号の復活だぁ。
さぁて、昼飯。自宅で普通に昼飯。のりまきともちです。ホットミルクが暖かい。
そんなのんびりでいつ、チャリをこぎだすのか。
そう、今、これからだ。午後２時、家を出発。目指すは東京フェリーターミナル。
久々のフル装備荷物にふらつく俺。あぁ、なさけないなぁ。
川の土手を走る。信号があるわけもないので、のんびり、ほがほがだ。
川の土手を走れば、当然東京湾に出る。土手はサイクリングロードが整備され、所々ダートあり、登りあり。
途中、さらい師匠（俺のツーリングの師匠である）の家を襲撃。餞別とばかりに食料をもらう。
さらい師匠の家にはパソコンが散乱。かなりうんざりである。
今、これから現代社会と隔離されようというチャリダーは、パソコンのパの字も見えない。
餞別をもらって、早々に退散する。
土手から明治通り→もくもく→湾岸道路の向こうの道と経由していく。見えてくる東京ビックサイト。
しかし、見慣れた道、見慣れた景色だけに感動が無い。移動速度が遅いだけだ。
なにやらわからんがとても人が多い。混んでいる。なんだろう。何かのイベントか？
ビックサイトがあるだけに、何があっても不思議ではない。
多分、注目の的だがしかとして走り去る。
ビックサイトの次のバス停が「フェリーターミナル入口」である。はい、左折。
そこからは、フェリーターミナルまで何もないただの道です。倉庫街とでも言いましょうか。
ゴミがやたらに散らかる道だなぁ。夜、走り屋さんが爆走しそうな道なんです。
そんな道に警視庁が黙っているわけもなく、道は３車線あっても、一車線に規制され、道には所々に凹凸が…。
その凹凸が、チャリには辛くあたる。スピード緩めてベコン、ベコン、ベコン。
フェリーターミナル到着５時。予定通り。
フェリーターミナルは立派だが、人はポツリポツリ。
早々に窓口でチケットを受け取る。「自転車」と明記されたチケットである。
乗船は５時半だという。フェリーターミナルには小さな売店がポツリとあるだけ。
この売店もつい先日までは、レストランであったようだが、このフェリーターミナルの閑散ではしょうがない。
乗船が５時半だと言うから、フェリーの写真をポツリポツリと映して、待機する。
10月の北海道出発を思い出す。あの時もフェリーターミナルで船を見上げていた。気分が俄然盛り上がる。
バイクが沢山並んでいる、車も行列。フェリーの横は大きく口を明けている。車の出入口である。
バイクが２０台近く、チャリは１台、そう、俺だけ。
船は白地にブルーのライン。「お−しゃんうえすと」の文字。
あの「お−しゃん」の「−」は「ー」じゃないのかなぁ…と、ボソリと思う。
まっ先に乗船するバイク数台…チャリは早々に乗れるか！？回りのバイクもエンジンをかけ、気合充分！！
と寒空のもとで出番を待つ。係員が遠くに移動していく…。あれれ？
その後、すぐそこのアイドリングしっぱなしトラックの排気ガスがもろにくる中、ひたすら車の動きを眺めているのだった。
待つ事、１５分…、３０分…、１時間…、１時間半…。気分が俄然盛り下がる。
結局、車がほとんどいなくなった頃に、残りのバイクとチャリの乗船となった。
うぅ、寒い。寒いヨォ…。さすがの私もこたえました。
冬の冷えこみのなか、１時間何もせずにただ車の動きを眺めるだけ…。
風邪ひいたらこれから先どおしてくれるんや、ボケェ。と、つぶやく元気すらない。
そんな僕の寒い心を知ってか知らずか、
「本船オーシャンウエストは、東京港を定刻１９：１０に出港いたしました。」
そう、すでに船は動き出している。（19:44）
本日の一枚
ナゼか、画像ファイルへの直リンクとなったこの「本日の一枚」
旅先で画像をＵＰし、手っ取り早く見てもらうにはこれが一番早かったからだ。
そんなわけで、この初日の一枚は「フェリーおーしゃんうえすと」。これから、旅立ちの気配。
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