09/10/28 06:33
 
秋の台風が去る。天気は一過の快晴。
こんな日は冷え込むもんだ。夏が通り過ぎ、秋から冬に一気に移り変わる感じがたまらない。
秋色に抜ける空を見込んで旅の足音を探ってみる。
 
不意に思い立つ旅心。
どこかにうずうず走りたくなる。チャリダー心をくすぐる本が本屋に並ぶ。
 
不意に始まる旅日記。
くすぐられたチャリダーが走りながらもリアルタイムで更新していく。
そういや、今となっては携帯でもwebの更新は出来る。blogに投稿できるし。
珍しくもないかもしれないが、こちらはblogではない。
そんな細部を語ったところでどうでもよいが、こだわりたいところでもある。
これはチャリ人の私が、チャリ走しながら日々更新する旅日記である。
 
ここからプロローグである。
 
某日朝、春先の出発地点に立つ。出町柳。鯖街道の基点である。
雨、と言うよりも土砂降りだった春のツーリングから、今回はリベンジである。
気になる方は２００９年ＧＷの旅日記「山陰神頼みツーリング」を読んで欲しい。
山陰は出雲大社を目指した春のチャリ旅も、初日、２日目と雨にたたられていた。
初日は京都からの鯖街道を走り日本海小浜まで出るとしたが、結局１日ほとんどが雨。
見所もあるだろうに、結局ほとんど見ずに、淡々を距離をこなす感じになってしてしまった。
雨のおかげでブレーキシューが無くなってしまうと言うアクシデントは面白かったが…。
あぁ、悔しいなぁ。
あまりに悔しいのでもう一度走るぞと決意していたのだ。
 
そして、秋の入口。紅葉は期待するもないが、何かが見えればと走り出す。
 
快晴、でも冷え込む京都の朝。
出町柳は鯖街道の基点。ここで朝の出発を誓う。
やはり雨が無いと走り易い。適度に休息をとらないといけないな。
大原の家並みが薄っすらと雲がかかり寒そうだ。京都の郊外らしい風景。
バスターミナルで休憩する。ここからお寺参りにいくこともできる。今日はいかない。
 
前回の走行、春の大雨を思い出す。あぁ、こんなところで雨宿り。
 
途中の途中峠を越える。
まもなく途中トンネル有料道路を通過。自転車はどうやら無料だったらしい。
ここからもう一度アップ。花折峠？トンネルで峠を越える。えっちらおっちら登りが続く。
 
昼、予定通りというかちょっと速かったと言うか、道の駅朽木に到着。
なんだか朝市が行われているようだ。
カモ肉そば、しし汁(猪肉)を食す。あと何故かイモ。
 
午後はそれほど激しいアップもなく。
熊川宿に到着すると、なんだかイベントやっている。
地元の祭りって感じでなんかほんわか。小学生の出題するクイズがいい。
 
夕方、小浜市内に突入。小浜市街地を突きぬけ市場のアーケードを潜る。ここが鯖街道のスタート地点らしい。
そうか、出町柳は終着点だったか。言われてみれば。
すぐそこに小浜の海。夕焼けは半島の向こうに沈み、見えない。残念であるが、しょうがなし。
小浜港にある温泉施設で汗を流して、鯖街道のミニツーリングは終了。
小浜から京都に電車で戻るのであった。
 
これでウォーミングアップは完了。チャリの様子もよし。
夏の北海道でパンクしまくったタイヤは新品。走り慣らしも十分だろう。
 
チャリはそのまま京都デポに保管される事となった。
次はここが基点となるのだ。
 
私のチャリ旅プランがぐるぐる回る。どうしようか。どうしようか。
 
京都基点、秋色を求めて南下、大阪南港から海へ出る。
伝説は繰り返されるのか。2002年1月2日再来を期待する。
 
さて始まります秋のチャリ走り。

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