2003/12/28

2003

12/25
12/26
12/27
>12/28<
12/29
12/30
12/31

2004

03/12/28 Sun

寒いけど起きない俺。
耳栓をしていたからタイマーが聞こえなかったかも。消した後に寝た記憶も。

テントを出れば、そこは掛川城です。浪人チャリダーは、長屋テントから川屋へ。
目の前が小さな川。その向こうは、掛川の駅に繋がるメインストリート。
外はもう明るいからテントが目立つ。早いとこテントだけは撤収しよう。

テントは掛川城からは見事に隠れるが、対岸からはよく目立つ。
川の向こうにはちょっと洒落た店がある。多分、居酒屋だ。
昨日、すぐにこのポイントにテントをたてずに、東屋で過ごそうとしたのはそれが理由。
だって、川沿いに席があるようで、窓の向こうで談笑しているんですもん。
そんな前でテントを立てるのはちとはばかる…。
８時を過ぎた頃には、店も終わってテントが立て易くなったけどね。

さて、そんな居酒屋を横目に、テントを担いで東屋に移動。朝飯とする。
朝飯は…レトルトのハヤシライスにしておこう。ちゃっちゃか飯にしましょうか。
飯を炊いていると、昨日のネコがやってきた。
いくら鳴いても、今日はエサ無いですよ。

ここら辺はやっぱり朝の散歩道ですね。
トイレも目の前にあるからいいんでしょうな。
ちょくちょくトイレを借りにくる人がいる。さぁて、飯も食ったしそろそろ行きますか。

掛川から走り出しは８時。まずは、掛川駅へ向かう。ゴミを捨てるため。
ゴミはもち返り、ちゃんとゴミ箱に捨てましょう。
でも、あんまり大量のゴミをコンビニなどに捨てると、あっという間にゴミ箱が一杯になってしまい、
コンビニに悪いので、そんな時は分割して捨てるか、ちゃんとメンテされているような公園のゴミ箱に捨てましょう。
もちろん、分別するのをお忘れなく。
それから、ゴミ１つ１つを小さくするのもポイントですね。
牛乳パックのようなパックものは折りたたむ。空き缶は潰す。
お皿を拭いたトイレットペーパーなどは、トイレに流すという案もありますね。
ようは、心がけですが。

駅までチャリで３分。空き缶つぶしてないけど、駅前ローソンでゴミをぽい。

次は浜松を目指す。掛川のとなりは磐田。そして浜松となる。
向い風が今日もきびしい…。

例の如く１国バイパスは通れないので、迂回させられる。
掛川バイパス、磐田バイパスと…。
でも迂回したほうが楽しいかも。旧東海道の町並みもちらほら。
１国のバイパスは、夜間無料開放となっていて、夜８時から、朝９時までは無料らしい。
だから、その無料時間が終わると、旧道の方に車が流れてくるかもしれない。
そんな事を考えているうちに、浜松まで数キロだ。

浜松市内に入ると東海道の面影も何も無く、うい～向い風だけが悲しく…。

しょぼーーい鉄道が道路脇を走る。駅もしょぼい。
浜松到着10時。うむ、予定通りかな。とりあえず駅前。
駅前の何だか巨大なホールでトイレを借りるべく潜入。
なんだか、クラシックコンサートでもあるんだろうか、どことなく上品な気配が漂う。
入口だろうか、階段前に少しだけ並ぶ女性達。服装がどことなく上品だ。
フリースで、なんだか汚らしい俺のいる空気じゃないな、こりゃ。

早々にトイレを済まし、駅前で休んでいると、兄ちゃんが寄ってくる。
「どこ行くんですか？」
『あ、ここから半島を進んで、鳥羽に渡って大阪方面へ…』
「へ～そ～なんですかぁ」
とあれこれ。
「私、名古屋の出身なんですけど、名古屋もかわりましたよ。」
「名古屋も通るでしょうけど…」
って、人の話聞いとらんやん…。
聞いてもいないのに、道案内までされる始末。
しまいには、こちらがしゃべろうと思ったら「じゃっ」とか言って去っていくし…。
なんなんだよ一体…。

浜松駅前からちょっと道に迷う。
さっきの兄ちゃんに変な道を教えられたからだろうか。
予定していた感じの道と違う。あれ？川なんか渡る予定じゃなかったのに…。
コンビニで地図を見る。う～む、やっぱり違うらしい。
しかし、よくわからんなぁ。とりあえず西に行くか…
コンパスを頼りに西へ進みます。逆風がきついが、ひたすらガマン。
民家の裏を抜けるように小さな道を抜け、たんぼの中を抜け、工業団地を抜ける…。
国道に挟まれているエリアなのだから、必ずどこかへ出るはず…

結局、旧東海道へ出るまで１時間くらい費やしたか…。
ある程度、進んだからよしとする。まぁ、こんな日もあらーな。

そーいや、話しは関係無い方向へ行きますが、
初日にどっかの100円ショップで買ったデジタルの腕時計。
チャリのハンドルに巻きつけたその時計は、
これと言っておかしなところもなく動いているのだが、ただ一つ問題が…。
それは、チャリの震動で「時計→秒数表示→日付表示」と勝手に変わる！！
振動でスイッチの接点が触れてしまうらしく、時間を見ようとすると「1228」とかに…
「ん？まだ昼か？」っておい！！
意外な欠点がある100円グッズ。
あまりにも予想外の展開にア然。そりゃないぜよ。

旧東海道は、浜名湖付近で松並木。

宿の名前が書かれた石碑が並んでます。
いいねぇ、いい雰囲気だ。天気もいいし。これでこの風さえなければ。
石碑は「京都」で終わり。同時に松並木も終了。国道１号線と合流します。
弁天島の宿に入ります。そして、ここは浜名湖。

浜名湖で、昼飯にします。
これから先に行く気はあるんですけど、時間が無いのでサークルＫで飯を買う。
浜名湖を見ながら飯。今回は、なんだかんだ言って昼飯自炊率が低い。もっと気合入れないと…。
そんなことよりも、ぽかぽかでお昼寝気分の俺…１０分だけぐぅ…。
キラキラと水面が奇麗だなぁ。釣りに来ている人もいる。

浜名湖から先は忍耐勝負。逆風に負けながら、のんびり進む。
風が寒い。
１国。１酷。歩道と車道の間のガードレールが邪魔。
そして、前方に見えてきました。恐怖、潮見坂。
だらだら長い坂が続く。それでも、登る途中から見える太平洋はよいものだ。
東海道はここを最後に太平洋からお別れするのだから、別れを惜しんでおくのも悪くない。
でも、私はそのまま太平洋岸を行くので関係ないか…。

潮見坂を登りきると、１国から４２号へ移る交差点。交通量もそれほど無い国道に移る。
愛知県豊橋市、渥美半島突入。目指せ、岬である。
しかし、問題が一つ。ここから地図が無い。忘れたのだ。

道はどーせ１本なので、逆風だけど進む。逆風だから下りでもスピードが出ない。
上りはましてやスピードが出ない。とっても悲しいのが向い風なのだ。

へろへろ走って、見えたコンビニで地図をコピーしちゃう人。
しかもカラーコピーという豪華っぷり。

そして、へたれた人。
あまりの逆風。こ刻みに続くアップダウンにやる気も失せた感じ。
コピーした地図の範囲内にすら到達していない様子。むぅ。精神的にきつい。あとどれだけ…。
ぬお～、だ、だめだぁぁ。じぇ、じぇんじぇん進みましぇーん。許してくれー。
今日のテント地は伊良湖岬と決めているが、どうなのかー。
もう陽が沈みそうで、この逆風～。きびちー。だめだー。だめだー。

あがー。途中の公園に非難。そして、もうお終り。って、４時半だけどね。
多分、公園とゲートボール場。そして、何だか小さいほったて小屋がある。
空き地みたいにやたらめったら広い。何も無い。
この小屋を風除けに、ここらにテント設営としよう。
なんだか、火を炊いた形跡があるが、ちょっとその横にしよう。
う～ん、目の前に落ちている四角く白い物体は角砂糖に見えるがなんだろうか…。

風が強いかとっても心配だけどー。おやすみ！！

って、今回は文字が少ないって？
そりゃそうなのだ。だって、何故か急いでいるんだもん。
でも、明日辺りから余裕できるかな。（1/19に事後追加されました）

総走行距離３３０ｋｍくらい。
今日は８０ｋｍくらいですな。

前← 始 →次