2003/12/25

2003

>12/25<
12/26
12/27
12/28
12/29
12/30
12/31

2004

03/12/25 Thu

うい～。
起きたのは朝６時です。
何か会社行く時と同じやなぁ。
いつもと違う雰囲気をかもしだす為に、部屋のＮＨＫを付ける。
う～ん、これは新鮮だ。ふも。
元気で行こうぜ、今日から年末ツーリングの開始だぜ。いえーい。
一昨日までのタイはどこへやら、寒いぜ東京。朝の冷え込み。いえーい。

・・・、チャリに荷物をくくりつけて、さて出発。

重いんだよボケ。と、つっこむ俺。返事は無い。
とりあえずですね、事の初めは日本橋でしょ。やっぱ、何事にも。
しかし、クリスマスだってのになだよ、この車の多さは…。
ブチブチ。
東京を脱出するまでの快適な（信号少なく、歩道が広い）道は別にあるのだが、それは通勤ルートだ。
会社へ行くのとは差別化したい。っていうか、この時間は会社に行くような感じを少しでも払拭したい。
そう思って違う道を通る。通勤ルートよりも距離は短いはずだが、信号も多い。
一度使った事があるが、時間的には大差がなかったが、精神的にはこちらが辛い。
それでも今日はクリスマス、少しは自分に優しくしてくれるのかと期待するも、
車が多いのはクリスマスでも関係無いらしく、信号のタイミングもいつもどおりシビアに俺の前で赤になる。

だから、ほとんど進まない。そんな気がする。

そう急いでもしかたないのだが、いつもなら１時間半もあれば東京を脱出できるだけに、
あまりトロトロしていると、先が思いやられる…。

日本橋に付いたのは８時。やっぱ遅い。通勤の半分のペースだ。まぁ気にするな。
ビジネスマンや、ＯＬが通勤していますが、私はビジネスマンじゃありません。
上に首都高が走り、高架下を交差する中央通り。そこに突如として、変な橋が登場する。
首都高の高架に「日本橋」の文字。間違いなく、ここが日本橋。風情も何も無い…。
ファミリーマート日本橋店で、朝飯おにぎり買う、食べる。

さて、ここから旅が始まる。今回の旅が。
「目指せ四国。突き抜けろ東海道。」

とりあえず、今日の目的地は箱根の峠とする。
あの峠は嫌だ。何故なら峠だからだ。嫌なものは早めに終わらせる。だから今日中に…。

日本橋から、銀座を抜けて行く。国道１号線、東海道は日本橋から西、皇居へ抜けていくが、私は南へ。
国道15号線をひた走る。品川の宿を越えた辺りから、チャリに厳しい路肩となるが、関係無い。

途中、県境付近で我が師匠と一時の談笑。彼は私の弾き語りの師匠である。チャリの師匠ではない。
仮にこの師匠を「柿の種」と名付けよう。もう、彼の出番はないと思うが。
さて、そんな柿の種との談笑（時間潰し）もあり、結果、東京を突破するのにかれこれ、２時間ちょいを費やす。
この時点で、本日の最終目的箱根峠は危うくなっていたのを既に意識している。
問題先送り財政のまさにそれに近い。（いや、違うか…）

東京から神奈川へ、ちょっと道幅アリの多摩川を渡る。
タマちゃんは、もういない。タマちゃんは荒川に移った。でも、アラちゃんじゃない。
「神奈川県突入～～～」感動も何も無い。

神奈川県。はっきり言っていいですか？
神奈川県知事誰だったかなぁ。もーしわけないっすねぇ。
つーか、川崎～横浜～走っててもつまんない。
唯一、横浜で歩道橋にあったエレベータはよいと思ったけど。
あとは退屈。なんか見慣れたような景色しか流れてこないし。
これと言って大都市部を走っているわけでもない。時々いなか、時々ビル群…。
…去年のＧＷに逆から走ったんだけどね。
あの時は、もう少し感動があったけどねぇ。久々の景色だったからだろうけど。
旅のプロローグにもならない。

うい～。

あまりに退屈なので書くのも面倒だなぁ。
横浜で国道15号線は、西から来た国道１号と合流。
国道15号の方が、旧東海道の道筋なんだと思うんだけどねぇ。
横浜から次はどこだ？市街地に下り立ち、100円ショップダイソーで時計を買う。
チャリに付属の時計の電池が切れているからだ。
さっそく電池交換。交換用の電池も買って200円。
電池を交換する為に蓋を開ければ、さっそくネジを一つ無くす。
ダイソーの前のダイエーでラーメン400円祭り。チャーシュー麺でも400円。
でも、昼飯10分で終了。

藤沢付近から、一路海沿いへ進路を変更。
ここらへんから、急激な向い風になる。海風か！？
でも今更何を言うでもない。ただ走るだけじゃ。前に走ったような場所でも気にしない。
いや、気にしない事にする。
湘南の海が見える。そんなにたいした感動は無い。風が強くて打ちひしがれてるし。
湘南海岸を一路小田原方面へ。
セブンイレブンで10秒チャージす。
実際には10分休憩か。

しかし寒いっす。

途中から、湘南海岸の道（国道何号なんだが）から１国へ移る。
もうすぐ走れば、そこは小田原市内へ。まだ明るいうちにこれました。よかった。
さて、でも時間は４時。どーするか。
小田原城とかを見学している余裕も無いし、もうすぐ日が沈むから、テント場を探さないと。

と、小田原からちょっと先の風祭なる場所に河原を発見。ここにする。
近所のコンビニでパンでも買っておき、朝の緊急時もＯＫじゃ。

しかし、このテントサイト。日が落ちたらものすごい強風…。
ラジオから、強風波浪警報が…。
ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ～という音は、あの九州を思い起させる。
「強風時のテントの設営は避けて下さい」と、このテントの説明書にも書いてあったな。
カレーも食い終わったとこで、撤収決定。
風の中でテントをたたむのは久々だ。全然楽しくないけど。

さて、で、どーするか。

ちょい先の、有料道路の出口にあったトンネルはどうか。
「それだ！」
自分の決意に勝手に賛同し、勝手に感動している。
荷物をなんとなくまとめて、ちょっとだけ進んだところにトンネルがある。
自動車の通行はあるが、出口なので一方通行。路肩がとても広いし、耳栓すれば寝れると思う。
…が、そこに黄色い車が…。高速の管理車両…。

…はい。怒られました。ここは、自動車専用道路だからと…。
風除けに立っているだけでも駄目かよ…。
しゃーなく移動する。こーなると行く宛てが無い。
う～、風強いっす。

先に少し進んで箱根湯本の駅で、情報収集としよう。湯本の駅はとても淋しい。
周辺地図を見て、公園などを探す。あるねぇ。あ、小学校もある。

箱根新道に平行して走る旧東海道を登る。っていうか、押す。
チャリが重すぎて、坂がきつすぎて、押してます。
そして、小学校にベストポジション発見。
体育館が底上げになっていて、その下はなんの空間か…
よくわかんないけど、風も避けられるしなぁ。
完璧です。ではおやすみなさい。

走行距離：１０４ｋｍ。

前← 始 →次