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03/12/26 Fri
 
箱根越えです。
朝7時前に寝坊気味起床。
PICT1415.jpg しかし、ここは暖かい。体育館の下だからだろうか…。
昨晩は、ゴウゴウと風が吹き込んでいたこの体育館下だが、テントのあるここは無傷。
風上は、荷物置き場か何かで壁になっているから助かっている。
さて、既に冬休みだとは思うが、先生とかが来たら悪いのでさっさとテントだけはたたもう。
朝飯は、昨日の夜に余分に炊いておいた米にお湯を入れてお茶漬けでございます。
てっとり早くできるので嬉しいですね。
 
さて、さくさく箱根越えちゃいましょう。
と、さっそく押してます…
っていうか、ここは国道1号線ではなく、旧東海道といわれる県道です。
国道1号線に対し、道はかなりショートカットしますが…。
前の箱根峠越えの時に聞いた情報によると、「同じ押すなら、少しでも距離が短いほうがいい」と…。
 
さっそく、古い宿場街らしく小さな宿が並びます。歩きのスピードなので、なんでも見れます。
っていうか、チャリ重い。
フロントにサイドバック二つ。後ろにも二つ。テントと寝袋。
多分、一番重いのはチャリだろうけど。
これでも、まだ水の量が少ないんだけども。
 
結構な勾配なのに、勾配表示も無い。勾配表示が出ないのは、多分県道だからなんだろうなぁ。
朝だからでしょうか、車の通行が多いです。2台がすれ違うにはちょっときつい道幅です。
チャリが邪魔でしょうけど、許して下さい。
 
押してるから進まない〜。いや、押してるけど歩き以上に遅いから進んだ感じがねー。
道はフツーに登ってます。私はひたすら押してます。だって、坂道きついんだもん。
とりあえず目指すのは畑宿。湯本から行くと次の宿でしょうか。箱根湯本=畑宿=元箱根と続く
 
ぐお〜もう、自転車はこぐものでなく、押すものと化した乗り物。いや、乗り物でもないな。
リアカーと同じような扱いですが、押しにくいんだ。
平行して走る箱根新道のインターが見えてきました。
少しでも、進んでいる事がわかるととてもほっとして、安心してまた休憩。
 
何かがあると、休憩、休憩の連続。
PICT143a.jpg チャリを押しているだけでも、随分と息が切れるもんだなぁと思う。
地図なんかあると、すぐ休憩。
どうやら、この旧道沿いに石畳の道があるようだな、フムフム。
なんだか、このヘアピンカーブの連続が気になるなぁ…畑宿のあとにある…
さて、気を取り直してしゅっぱ〜つ。
 
はい。とりあえず初めのポイント畑宿が見えるには2時間あまりかかった。
押しているからねぇ。歩きより遅いですし。もーどーでもよくなってます。
こーなると、チャリダーでも何でも無いです。
 
その次、畑宿を越えると恐怖のつづら折り「七曲がり」です。
あぁ、前に走ったねぇ。あの時は上から30分くらいで下ったっけ…。
コーナーの外側を曲がる時はそこそこ勾配がゆるいが、
コーナーの内側を曲がるのに勾配がかなりきつい。
押していても命がけ。気を緩めれば、チャリが一気に落ちる…。
 
箱根新道をまたぐように旧道はつづら折りを繰り返す。
新道は自動車用道路だから、チャリはだめじゃ。しかし、あの勾配がうらやましく見えてくる。
でも、私はひたすらチャリを押す。
時折車は通るが、ハイカーや、チャリダーは皆無だ。悲しい。
いや、こんなみすぼらし姿を見られなくてよいか…。
路肩に落ちるゴミも少ない。どれだけ人通りが少なくて、自然に優しいのかがわかる。
 
12時。なんとか茶屋です。うい〜結局4時間経っても到着しない〜。
目標は1時か…。(どんどん目標時間が後倒しに…)
押してるのも疲れてきて、進む距離も短くなっている。
いや、1回の進む距離はたとえ短くても、少しずつでも進んでいるのじゃ。問題無い!
今一度気合じゃ。気合〜。はぁ。
 
そこから、少し走る…いや、押すとなにやら遠くに白い建物が…
…ん!?何やら記憶にあるような…。そうか、前に入った温泉だな。
あぁ、あんな高いところにあったのかぁ。
でも、あれがあそこにあるってことは、あの時の宿営地は近いのかな。
気分が上向き、チャリをこぎだす人。
右手に池。お玉が池というらしい池。こーなりゃ、もうあと少しだべ。
と、目の前に小さな小屋が…そして、駐車場、どさんこラーメン!!
…こ、このポイントはっ!間違い無い!前に使ったキャンプ場だっ!!
まるで、今まで「チャリをこいで登ってきました」みたいな顔をして通過。ズルイ奴だ。
しかも、そっから下り!
 
旧道の最高ポイントはあのどさんこラーメンポイントだったのだ。
PICT1437.jpg 今までのうさを晴らすように一気に下る!!
いや!まてーーーーい!!
芦野湖湖畔へ行く道で、100円を拾う!!俺はついてる!!
下る途中で、チャリダーとすれ違った。軽く挨拶。
彼は、押してます…。わかります、その気持ち。よ〜〜くわかりますよぉ。
元箱ね到着。芦野湖畔に広がる観光地。観光バスなどが止まる。
このバス停で、ちーさんとセカンドコンタクトしたんだよな。
よっしゃぁ。あとは箱根峠!!
元箱根から、道の駅、箱根峠まで数キロ。気合でいくでー。
 
元箱根から道の駅はちょっとした登りが続く。道の駅から、箱根峠はあっという間に到着。
この間の勾配はたいした事は無かったので、さすがの私もチャリに乗りました。
 
結果、箱根峠2時着。結局、前と同じで6時間かかってる。あほ〜。
しかも今回は、結局95%押してるしー。こいだのは、どさんこラーメンから、箱根峠までというショボさ。
 
峠のファミマで、爪きり買いました〜。おにぎり食います。
爪きりで、ささくれだった左手の指先をお手入れ。
峠から三島方面には、もうダッシュで下るので、防寒装備す。絶対寒いもん。
ファミマ出発。後ろに車が来ていない事を確認しつつ、自重で加速していく。
このチャリ。ひたすら重いので登りは最悪なのだが、下りとなるとめっぽう速い。
(でもブレーキに不安があるから、あんまり速いと逆に怖い…)
ぐんぐんと加速していく。うぉ〜楽だなぁ〜。そのまま第1コーナーに突入していく。
時速50キロ強。寒い〜。ブレーキを握る腕が痛い〜。
前に登った道を逆送。走馬灯のように思い出される記憶。
あぁ、ここでチャリダーとだべっていたなぁ。
あぁ、ここでひと休みしていたなぁ。
あぁ、ここらでメールしていたなぁ。な〜んて。
前を走るトラックが邪魔だったりします。こっちの方が速いんで。
三島の街がだんだん近くに見えてくる…。
 
PICT1446.jpg 下界三島まで20分。早すぎです…。
あとは、三島市内、沼津市内をまっつぐ抜けて、海岸沿いに旧東海道を走る。
箱根のみじめな自分はもういない。チャリは押すものではなく、乗ってこぐものだ!
途中、SEIYUで買い物。お魚が50%OFFだったので、迷わず買います。
 
富士市到着。
その名の通り、フジサンサイコーです。良く見えます。
でも、日が暮れます。アカフジ。
さぁて、予定では清水付近と思っていたが、全然届かないし〜。どこを寝床にするかなぁ。
と、国道1号沿いの、意味不明な空き地にテント設営。
国道1号は片側4車線すらいの広い道で、車がバンバン走っているけど、ここは一歩奥に入ります。
でも、うるさいです。耳栓必須。
昨日みたいに強風でテント移動のないように願うばかり。
おやすみなさい。
 
あ、晩飯はさっきのお魚を焼いて食いました。だって、賞味期限が今日までなんだもん。
 
走行距離:わかんねぇなぁ。スピードメーター見ときましょ