序章

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 08/08/08 16:30
 
P1020813.jpg 熱風渦巻く都心の鉄道網。
荒れ狂うダイヤの乱れは、ハチハチハチの日を暗示するものなのか。
朝の山の手線は人身事故で4時間にわたりラッシュ時間にストップ。
関係する路線は軒並み混雑により遅延。朝の移動には体力を擦り減らし、
列車が到着し満員の扉が開けば、そこから人の波が熱風のごとく押し寄せてくる。
乗る気も失せる電車に乗って会社に通う朝の風。空は青。頬に汗。
 
ハチの日に中国ではオリンピックだが、日本はポケモンスタンプラリーで子供が走る。
何故か、地震で電車は止まる。
 
風が異様な熱風を放ちながら、都内を抜けている2008年の夏。
汗をぬぐっても足りない足りない。そんなつらい暑さが今年もやってきてしまった。
そして、夏と言えばお盆休み。都内の私の家は7月のお盆なので、お盆休みでは無く、夏休み〜♪
さて、ウキウキ気分は冷房の効く部屋の中で計画を練っている時だけ。
いざ、外に出ては余りの暑さに空いた口が塞がらない。
 
それでも、暑さに負けても夏バテするだけだと思い、とりあえず走ってみるかと決意した。
よくよく考えれば、ここの所 まともに夏場に走っている記憶が無い。
去年の夏は、飯田から走った2時間のところで、リタイヤしている。
35度を越える暑さに体力はついていかなかった。
さて、その前はと言うと…ハテいつだろう。下北半島を走った時になるだろうか。
夏は暑いからと、わざわざ東北・北海道に行った記憶があるぞ…。
今更ですが、悔いはありません。計画は西日本。瀬戸内海。
四国、阿波の国、伊予の国、そしてしまなみ海道。四国の上を横断しようとの計画であります。
暑いじゃねーか。日々、繰り返される西日本猛暑のニュースに耳を塞ぎ、前だけを向いて走っていこうと決めた。
その日の風にのり、海の匂いを探して、広い海を越えるべく。熱風吹こうが走っていこう。
そう、この夏 テーマは熱風。誰かが名付けた特急熱風1号。
揺れは大きく、道は過酷、吹き出る汗を感じながら、四国との過去を思い走ります。そして、朝は始まったのです。
 
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東京駅。東海道線は日本の西を結ぶ大動脈。
P1020818.jpg お土産買ってたら、乗るのが遅くなり みんな座ってる〜〜。まぁ、しゃーない。
さぁて、旅立ちの夕刻。抜ける風は、西へと走る。車窓から一気に去る都会の景色。
しばしの別れ。東京よしばし。。。
 
会社帰りの東海道線。子供が多いと思ったら花火大会か。一つの車両だけ賑やかだった。
グリーン車の隣ってのもあるんだろう。
夕方になり、ここ最近は亜熱帯気候特有のスコールが連日続いているが、ここから先、落雷などで電車が止まらないか余計な心配をしてしまう。
遠くに高くそびえる積乱雲が見えているが、この辺は大丈夫そうだ。
あっ、海が見えたぞ。
 
熱海にて接続列車に乗りかえる。
電車はまだまだ混んでいるぞ。先は長いのでゆっくり座らせてもらいます。
 
箱根の峠をトンネルで越えて、静岡県。
電車はJR東海に変わりました。7時に近づくと随分と暗くなります。私も眠くなります…。18:36
 
7時過ぎ。静岡駅到着。ここで、後発のホームライナー浜松1号に乗りかえる。
ホームにある券売機で乗車整理券310円を購入。まるで通勤客。
ちょっと嬉しい気分になったところで、着席。今回は席に困ることはありません。
堂々と座っていきます。
お腹がちょっと空いたので、おやつがてらのどらやきを食す。
さて、快適に走る列車はスイスイ快適冷房で進みまぁ〜す。
 
眠たくなりまぁす。
 
某駅到着。拉致られる旅人。
そして、西日本にワープです。
さぁて、明日から始まります。気合入れてこ。

2008年夏 四国熱風ツーリング.gif


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