敗北続きの2007年8月の灼熱一瞬日記。

史上最短の極短旅日記であります。

 

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プロロ〜グ そして伝説へ。。。 
 
2008年8月11日 朝5:47分。
出発地点は信州は飯田駅。
なぜこの時期に飯田なのかは、諸般の都合により明かせないかもしれない。
厳しい生活が半年ほど続き、ここで無事終わりを迎えたのだった。
激動の2007年梅雨から夏。ある者は旅立ち、ある者は元に帰る。
私はそんな中、真っ赤な飯田の駅舎の前にいた。
そして、これから信州の山に朝鮮するのだ。目指すは東京か。
飯田を走りだすと、すぐに下りになる。
ここから一気に北上するのだ。飯田は伊那谷の中央にある。
北に行くと標高があがるので上りが続く。
飯田駅から下りきると 元善光寺駅が見えてくる。
とりあえずさっそく寄り道しよう。
ここでちゃんとこれからの道のりの安全を祈っていれば後々よかったのかもしれない。
 
善光寺から国道を走ることになる。
朝だけに車は少ないが、見慣れた道である。何故か。
ペースが自然と上がらない。なぜだろう。やはり 少しづつだが勾配があるのだ。
1時間も走ると、陽射しが体に差し込んでくる。
さすがに夏の太陽。滅茶苦茶暑い!!
段々とへろへろしてくる。
 ペースはあがらない。景色は、アスファルトだけ。。
こうなると精神で乗り越えるように走るだけだ。大丈夫道は繋がっている。
こぎ続ければ自転車は前に進むのだ。
一つ、一つと町の看板を越える。
夏の日差しにへこたれ始める。
 見える緑の地は、色合いを変え始める。
 木々の陰に隠れると少し生き返るが、やはり陽射しは暑いのだ。
自転車をこぐ足の力が抜けていく。
 空を見上げることも、後ろを振り返ることも無い。前と、アスファルトを見て進むだけだが。
 夏とはこんなにも暑いのか。まだ午前中のはずなのに、、、
 コンビにでも無いかな。早くに涼しい世界はどこへ。。。
 信州 伊那谷 にいるチャリンコ野郎は すっかりヘタリンコ野郎 と化している。
 
そして敗北の地、駒ヶ根。
 出発からたったの2時間しかたっていなかった。
 
ここから、青春18切符で電車で帰ったのは、夏が終わる頃まで伏せられていた黒歴史となる。

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